インタビュー
整備士
山田 誠
MAKOTO YAMADA
より良い環境への転職。
人生における目標は「家族第一」です。
2016年7月入社
入社したきっかけはなんですか?
僕は23歳で整備士なりました。父親が整備士だったこともあり、幼稚園の頃から車に触れていたんですよね。でも、初めて整備士になろうと思った時は苦労しました。20社くらい断られましたし。父親から学んだ技術はありましたが、無資格の自分が働ける先がなかなか無かったんですよ。最初の会社に就職してからも、無資格の自分は給料が低くてすごく苦労しました。自分なりに実績を積んで結果を出したと思うのですが、その評価にも不満を感じていました。
転職を決意して、はじめて小野自動車を見学したとき、事務所や工場の空気が張り詰めていなかったことに驚きました。僕の持論ですが、ピリピリした空気の修理工場だと良い仕事ができないと思っています。ピリピリした空気って、お客さまにも伝わりますから。あとは、この整備工場は昔から続く老舗ですよね。昔からやっているのがわかる匂いと状態を見た時、こういうところで働きたいと思いました。
入社前に不安だったことはありますか?
僕には家族がいて家のローンもあるので、実際に所得がどうなるのか不安でした。あとは、みんなと馴染めるかな、というのも不安でしたね。自分からどんどん話しかけて、仲良くなろうと思っていました。
実際に入社してみると、年齢が近い人も多いですし、職場の先輩は面白いですし、何も心配することはありませんでした。ボーナスがしっかり貰えたのも嬉しかったですね。なにせ家のローンが地獄ですから(笑)。持ちつ持たれつ成り立っている事をわかってくれる人が多いので、この職場で働けて幸せだなって思います。自分が見えていない部分を他の人が支えてくれている、というのをこの歳で気付かされましたからね。
この仕事のやりがいはなんですか?
調子が悪くなった車を直して、お客さまにお渡しして、僕の仕事でお客さまが喜んでくれることです。
車の修理はなぞなぞみたいなんですよ。例えば、「たまにこういう症状が出るんだ」っていう車があったとします。どういう時に不具合が出るのか細かくお客さまから聞き取りをして、推測して、予測して、調べて、その箇所に手を加えるんです。お客さまに「不具合が直ったよ、すごいね!」って言われるとすごく嬉しい。なぞなぞに正解したときの気持ちよさ、と言うんでしょうか。これもこの仕事の魅力ですね。
だから、「こういう症状が出たらこうする」という一方的なやり方では確実に失敗します。僕は、情景を頭の中でリアルに描くことを大事にしています。この部品を取った時にこの機構だとこうなって、ここが連結しているから動かすと…というような想像力ですね。僕たちは、作り出すのではなく整備をするのが仕事です。そういう意味では、想像力がないといい仕事ができません。
小野自動車の良いところはなんですか?
マシュマロみたいなふわふわした、会社全体がほわんとした空気なんですよ。全力ダッシュはしなくていいよ、人とぶつかってしまう方がリスクが大きいし結果もついてこないよ、というような感じでしょうか。もちろんやるべきことはやりますが、「急がずに、確実に」ということを大事にする会社だと思います。だから居心地が良いんでしょうね。工場長は、「焦ってやってもいい仕事はできない。お客さまの大切な車を預かっているんだから落ち着いてやれ」とよく言います。急ぐのはいいけど焦るのはだめ、って感じで言うとわかりやすいかな。
相手を威圧したり否定したりする人もいません。この会社の人は、嫌なことやダメなことはきちんと言い合えて、それらを文句としてではなくて意見として受け止めてくれるんです。
プライベートは充実していますか?
休日は、子ども達を連れてどこか遊びに行ったり、実家の田んぼの手伝いをしたりしますね。残りの2割は寝たりパチンコしてますね(笑)人間だから全部がいい人なんているわけ無いですよ。
ウチは子どもが3人いて、全員男の子なんですよ。最近は、1年中やっている三島の温水プールによく行きますよ。ウォータースライダーがあって流れるプールもあるので、すごく充実しているんですよ。子どもたちは泳ぎを教えなくても、勝手に泳げるようになっていましたね。僕にとっても良い運動になります。午後早くに行って、ガチガチに泳いで、スッカスカに腹を空かして、みんなで焼き肉に行くのは最高ですよ。男4人がお腹いっぱいになって前かがみになりながら家に帰るんです(笑)バカな親子だなぁなんて思いますけど(笑)
子どもたちと芋掘りをしました。
あなたの目標を教えてください
お客さまに名前で呼んでいただくこと。そして、僕を頼りに来てくれるお客さまを増やすことです。そうなれたら本当に嬉しいですよね。そのためには、お客さまにご満足いただける接し方と、お客さまに信用してもらえる整備の腕、その両方が必要です。目標に向けて、日々頑張りたいと思います。
人生においての目標は家族第一。プライベートの目標は常に楽しく、ですね。そのために我慢することや頑張ることがありますけど、いつでもニコニコしていたいです。
求職者のあなたへ
僕たちの仕事は、自動車を正常なカタチに戻す仕事です。車が好きで機械が好きな人、図工が好きな人も向いていると思いますね。資格が無くても整備士になりたい、という方がいたら僕がサポートします。やる気があって責任感があれば頑張れると思います。今現在整備士として活躍している方も、自分を高めるために転職をするんでしたら歓迎します。
僕ら整備士は、車が好きだし機械が好きだし、それが面白くてやっているんですが、これらはその先のお客さまのためにやっていることですから。人の役に立って喜べるような人と一緒に仕事ができたら嬉しいですね。
そして、自分の意思を持って仕事をしてもらえたら嬉しいです。自分が考え抜いてやったのならたとえミスをしても、僕のような先輩やその他の上司が絶対になんとかするからね。実際、自分が尊敬する先輩がそういう人でした。僕のミスに夜付き合ってくれたり、頭を下げてくれたり、そういう先輩が多かったんです。僕もそうなりたい、と思って今の自分があるんです。