インタビュー
整備士
菊地 健治
KENJI KIKUCHI
自分は自分でいればいい。
居心地が良くて楽しい職場です。
2003年4月入社
入社したきっかけはなんですか?
父親が整備士をやっていて、この会社で働いていたんです。ちょうど父親は定年になる時期で、若い社員を入れたいという話を聞いていたんですよ。それが入社のきっかけですね。当時は専門学生だったので、他のディーラーさんの見学や面接に行きましたが、最終的にここで就職を決めました。子供の頃、父親の仕事に付いて行ったこともあったので、なんとなく中のことを知っていたんですね。地元に近いところで就職先を探していたので、そういう意味でも僕にはちょうど良かったんですよ。
正直言うと、もともとそんなに車が好きだったわけではありません。専門学校の体験入学に参加したとき、車を触らせてくれたんですよね。その時、いくつか選択できる中で自分はオーディオを選んで教えてもらったんです。それがきっかけで、自分はオーディオが好きになったんですよ。自分が免許を取って、車をいじるっていう時は、そういう電装系をまずいじっていましたから。その時はそれが楽しかっただけで、こうやって仕事になるだなんて思っていませんでしたけど。
入社前に不安だったことはありますか?
人間関係に対する不安はあまり無かったですね。自分は自分でいればいいかな、って。ただ、僕にとっては初めての就職先だったので、はじめは何をすればいいかわかりませんでした。
入社してからは、仕事に慣れようとすることで不安が飛んでいった感じです。覚えることでいっぱいいっぱいでしたから(笑)専門学校だと基本的なことしか学べないんです。いざ現場に入ると、やることが全然違うんですよ。仕事だとより詳しい部分までやりますからね。専門学校のように教科書で学ぶわけではないので、実物を見て、作業をして、資料を取り寄せるなどして覚えていきます。入社してすぐは、オイル交換などの簡単な整備や洗車を行っていましたよ。
この仕事のやりがいはなんですか?
難題を解決したときって爽快じゃないですか。車は人間みたいにどこが悪いのか話してくれませんよね。でもそれが解って、ちゃんと直せたら達成感を感じます。電装系の作業にしても、取付けの難しい作業ができたら嬉しいですね。新車だと傷は付けられないし、まだ十分な資料が無い場合もあるんですよ。だから、新車への取付けは今までの経験や勘がものを言うんですよね。こういうところにやりがいを感じますね。
事故をしてしまったお客さまがいてレッカー車で運んだんですが、そのあと車を購入していただいたことがありました。君だから買うよ、って言っていただけたんですよ。そうやって、全てがつながった時がすごく嬉しかったです。今もそのお客さまは継続して足を運んでいただけています。整備士は車と向き合う仕事ですが、最終的にはお客さまと向き合う仕事ですからね。整備士としてお客さまに信用されて、指名していただけると嬉しくなりますね。
小野自動車の良いところはなんですか?
たぶん他のところより忙しい会社だと思います。整備の仕事以外にもレッカー依頼がありますからね。だから、覚えることも多いです。でも、決して仕事がギチギチではなく、ゆるりとしています。自分に余裕を持って仕事ができますから、メリハリがついて良いですよ。
会社の雰囲気を言うなら、「居心地が良くて楽しい会社」ですね。上の人とも普通に喋れますし、気を遣って話すなんてのはあまり無いですよ。工場長は下を育てるのが上手くて、話のわかる人なんです。
プライベートは充実していますか?
休日は家族と一緒に過ごしますね。子どもが2人いるんですけど、男の子で双子なんですよ。幸せ2倍で大変さも2倍です(笑)買い物に行ったり、遊びに行ったり。子どもがまだ3歳で手のかかる時期ですから、妻に任せっきりだと大変な思いをさせちゃいますからね。
あと、ずっとバレーボールをやっていたんですよ。社会人バレー。子どもができてからは行かなくなりましたが、やっていた時は週5でした。自分が試合に出ていたのは2チームで、あとは練習相手として参加していた感じですね。先輩と一緒に指導で行っていたチームもありましたが、いいストレス発散になっていました(笑)今は同じ整備士の山田さんと遊ぶことでストレス発散していますよ。平日たまに遊べる日があるといいんですよ。前はそれがバレーボールでしたが、今は山田さんとの遊びになっているのかな(笑)
バレーボールのユニフォームとシューズ。
あなたの目標を教えてください
今は新車のことで頭がいっぱいなんですよね。新しいもの、新しいことを覚えなきゃいけませんから。その時に与えられたものを確実にこなす、という感じでやっているので、仕事での目標ってのは無いかもしれませんね。
プライベートの目標は家を建てることですね。ずっと建てたい建てたいって思っているんですよ。今はアパート暮らしですから。ローンのこととか、色々考えると早めに建てたいなぁって思うんですよね。
求職者のあなたへ
正直言うと、技術的なものは入社してからいくらでも覚えられますから。言葉が悪いですが、たとえちょっとバカでも、元気があって挨拶ができる子なら、お客さまから可愛がってもらえるかもしれません。自動車整備の仕事も、レッカーの仕事もあるので、元気があって動き回れる人じゃないと、続かないのかなぁなんて思います。
もし専門学校を卒業してすぐに仕事となっても、何もできないのが当然です。自分もそうでしたから。車検をやってと言われても、何をどうしたらいいかわからないはずです。基本的なことしか専門学校では学べませんからね。新しく仕事をするのは誰だって不安になるのは当たり前です。その子が悪いわけではないですからね。だから場に慣れることが大事だと思います。先輩や上司の下について教えてもらいながら勉強して、わからないことはどんどん聞いて欲しいです。それに僕らもフォローしますから心配しないで欲しいですね。