インタビュー
社長
小野 淳也
JUNYA ONO
チャレンジしよう。やってみよう。
その気持ちを全員でサポートします。
スズキアリーナ修善寺(小野自動車)について教えてください。
私の祖父が車の修理工場を始めたのですが、父が継いでからは自動車整備だけでなく、販売にも力をいれるようになりました。当時は三菱、スズキ、日産の車を販売していました。その後、スズキのディーラー権を持つアリーナ店をやることになり、現在に至ります。私は大学卒業後スズキで研修を受け、スズキアリーナ修善寺に来たわけです。私で3代目になります。
伊豆周辺では継承できなくて廃業してしまう企業も多いんですよ。人口も減少していますしね。だから、他店舗型経営にしてどんどん広げていこうとは思っていません。この地域に必要とされる自動車販売店、整備工場になりたいですね。その中でも、この地域でナンバー1になることを目指して頑張っています。
経営は、「先代から受け継いだものを守る」ものではなく、「次世代から預かっている」ものなので、ちゃんとバトンが渡せるように今を支えていきたいと考えています。そのためにも、みんなから必要とされて、社員の生活を守れるような経営をしていくことを念頭に置いています。
スズキアリーナ修善寺(小野自動車)のいいところは?
色んな人がいますね。整備士や板金をやる人は、人と話すことが好きじゃない人が多いかもしれませんね。営業は話が好きな人が多いでしょうか。そんな色々な人たちが、和気あいあいと仕事をしているのがスズキアリーナ修善寺ですね。
普通、自動車販売店はノルマがあるんですよ。整備担当はこれをやれ、営業担当はこれをやれ、ってやつです。ここは、ノルマが一切ありません。それが社員のプレッシャーになっていないのは確かですね。仕事が無くて暇な時もあるんですが、別に僕は仕事を入れろとは言いません。そんな時は、普段できない掃除をしようって言いますね。これが正しいかはわかりませんが、これで実力が発揮できる人と、そうでない人がいますからね。ケツを叩かれて火がつく人と、痛くてやめて欲しい人、両方がいますからどちらが良いとは言えませんよね。
この会社では、「今月はこれだけやらなきゃダメだ」では無くて、「この仕事が来たらちゃんとこうしよう」というスタンスですね。暇な時は残業もしないで早く帰る。本当に忙しい時はみんなで力を合わせて頑張る。ってところでしょうか。眼の前の仕事を確実に行う、と言いますか、今やらなければいけないことは今やる、という「力」があるのがこの会社だと思います。
いいところと言いますか、僕の考えなんですけど、飲み会とか旅行とかがあまり無いんですよ。他の元気がある販売店なんかは、北海道に行ったとか沖縄に行ったとか美味しいラーメン食べてきたとか、そういうことやっているんですが、ちっとも羨ましいとは思わないんですよね。会社的に、プライベートまで強制しないというのが僕の考えなんですよ。コミュニケーションを図る目的で飲み会や旅行を企画する会社は多いんですが、僕はうっとおしいと思うんですよ。それぞれ家庭があるわけで、早く帰って家族でテレビを観る時間の方が大事じゃないかって思うんです。体育会系のノリじゃない、というのかな。
仕事において、大切にしていることはなんですか?
行動指針を自分の中では決めているんです。「家族に感謝する。仲間に感謝する。お客様に感謝する」この3つが行動指針なんです。こうすれば、絶対仕事がうまくいく。もうひとつは、日本電産株式会社で掲げているんですが、「すぐやる。必ずやる。できるまでやる」というのは、自分の中で大切にしています。これは、社員にも伝わっていると思いますね。僕がレッカーで行く時は、絶対に諦めません。これはやばいっていう時もね。
実力が無い人を責める、っていうことはこの会社ではありえません。でも、本人が気付くんだと思います。この感じはまずいな、って。じゃあ頑張るぞ、って本人が自発的に感じてくれるんです。こちらとしては、強制はしません。学校のようなところでは無いんですよね。それぞれが思い切り、目の前の仕事で自分の実力を試してもらいたいんです。それが1番良いんですね。
あれがしたいこれがしたいという意見は、よく聞くようにしています。僕は社員全員とよく話しますからね。プライベートに関わる話はしませんが、声をかけるようにしています。
プライベートは充実していますか?
趣味は仕事・・・いや、ラーメン屋とかケーキ屋めぐりですね。ケーキを買いに他県まで行きますから(笑)意外と食べることが好きで、喫茶店なんかも行きますよ。この辺でも、探せば美味しいお店があるんですよ。寿司とかうなぎとかね。美味しいお店を探して行くのが好きですね。
結構インドア派なので、休日は本を読んで過ごすことが多いです。小説やビジネス本など、家で読むのが好きですね。インドア派の中でも、本屋に行かずにAmazonで買っちゃうってのが究極のインドアですよね。せめて本屋に半日くらい行って、とかやらないとね(笑)
今は忙しくてなかなか行けませんが、映画はよく行きましたよ。子どもと行くので、ドラゴンボールとかポケモンになっちゃうんですけど(笑)ドラゴンボールは面白いから見入っちゃうんですけど、ポケモンは本当に眠くなります(笑)3回くらい行きましたがポケモンは辛かった(笑)ドラえもんは面白いです。息子は習い事を頑張っているんでね。塾とかサッカーとかピアノとか。一緒に参考書を見たりするんですけど、源頼朝とか出てくると懐かしいですよね。算数なんかはとても難しくて解けませんけど(笑)
以前は消防団をやっていまして、35歳の定年までやりましたよ。27歳頃から8年間やりましたね。消防を退団してからは、休みを大事に過ごすようになったかもしれませんね。
自宅の本棚です。
あなたの目標を教えてください
この地区でナンバー1になりたいですね。具体的には、まずスズキ車の販売でナンバー1になりたい。整備でのナンバー1というのは、何をもってナンバー1かは難しいところではありますけど。レッカーでは、ナンバー1の件数をあげたいですね。伊豆半島では上位に位置していると思うんですが、沼津市や三島市や富士市など、静岡県東部地区を含めた地区のナンバー1になりたいです。
ソフト面では、接客に気をつけられる、大事にする会社を目指しています。社員全員が高いレベルでお客様と接することができる会社にしたいと思っています。
求職者のあなたへ
私は「人間ができることは絶対自分にもできる」と思っているんです。この前テレビを見ていたら、車で新幹線を運ぶ作業をやっていました。道路を封鎖して、深夜に運送するんです。新幹線ってすごく長いから、運転手は後ろなんか全然見えない状態ですよね。素直に「この人すごいな」って思いました。でも、それと同時に「この人にできるんだから、絶対自分にもできないことはないな」とも思うんですよね。新幹線を運んでいたのは普通のおじさんですよ。高学歴なわけでもない。だから、私はどんなときも「できないことはないよ、チャレンジしてみれば」って言うんです。
すぐに諦めちゃったり、びびって尻込みすると、仕事はできません。そんなのできないよ、って思っちゃうと、人間何もできなくなりますからね。失敗は全然問題ありません。チャレンジしない方がずっと良くない。以前の出来事ですが、「これやったらレッカーのクレーンが折れますよ」と社員から連絡を受けた時、「クレーン折っても大丈夫です」って言いました(笑)結局、その作業はちゃんとできましたからね。
だから、自分のやる気を思い切り発揮して欲しいです。ノルマが無い分、無理な壁に押し付けられることもありませんし、あれしたいこれしたいというのを存分にやって欲しいです。分からないことはみんなが教えてくれますからね。チャレンジしよう、やってみよう、という気持ちがあれば大丈夫です。先輩はみんな優しいから、心配いりませんよ。会社としても、あなたを応援できるだけの余力はあるので、大いにチャレンジしてください。